2024年度特別展示
会期:2024年1月5日(金)~3月31日(日) |
徳富蘇峰が築いた広範な交遊関係に焦点を絞った連続企画の第三弾(最終章)です。 本展では明治、大正、昭和に活躍した、各界を代表する著名人、例えば文学界では、森鴎外と夏目漱石、政界では伊藤博文と後藤新平、実業界では渋沢栄一と森永太一郎など、蘇峰に宛てた手紙を取り上げ、それぞれがどんな筆跡でどのような内容のものを送っていたのかを見比べる企画となっています。
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■展示書簡:
【文学者】 | 森鴎外 | 自ら記した原稿が国民新聞に掲載されない不満を漏らした書簡。 |
夏目漱石 | 蘇峰が夏目に献本した『横川百人一首』への礼状。 | |
【政治家】 | 伊藤博文 |
伊藤より、蘇峰に明日「赤坂三河屋」へ来訪するよう請うたもの。 |
後藤新平 | 蘇峰の漢詩添削が届くのを待ちわびる自身の姿を記した書簡。 | |
【実業家】 | 渋沢栄一 | 蘇峰へ、話がしたいので第一国立銀行へ来て欲しい旨知らせる書簡。 |
森永太一郎 | 蘇峰のコラムと自らの考えが一致した、その喜びを伝えた書簡。 | |
【才女】 | 新島八重 | 蘇峰からの喜寿祝で、お茶会を催せる喜びを綴った礼状。 |
九条武子 | 蘇峰から誘いを受けた歌会へ、出席する旨伝えた書簡。 | |
【教育者】 | 新島襄 | 体調を崩し静養のため、蘇峰の紹介で大磯に無事到着したと知らせる礼状。 |
新渡戸稲造 | 川崎万蔵という人物に会って欲しいと蘇峰へ依頼する紹介状。 |
徳富蘇峰宛 夏目漱石書簡 明治42(1909)年2月9日付 |
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徳富蘇峰宛 渋沢栄一書簡 明治21(1888)年5月29日付 |