2018年の特別展示
会期:2018年1月5日(金)~12月16日(日) [年次展] |
葉山一色海岸を臨む松林
湘南地区に別荘を構え、またゆかりのある偉人と蘇峰との交流を描きます |
■平塚 ・・・・平沼騏一郎、小川平吉、河井醉茗
■茅ヶ崎・・・・高田畊安、国木田独歩、平塚らいてう、川上音二郎、原安三郎
■藤沢 ・・・・広田弘毅、長谷川一夫、近藤賢二
■鎌倉・・・・・夏目漱石、高浜虚子、長与専斎、松方正義、井上馨、釈宗演、鈴木大拙、吉屋信子、
黒田清輝、陸羯南、岩崎小弥太、中村是公、陸奥広吉、新渡戸稲造、有島生馬、
岡田信一郎、近衛文麿、長尾欽弥、内山英保、大浦兼武、芳川顕正、児玉源太郎、
海音寺潮五郎、田辺新之助、前田利為、浜口雄幸、山本条太郎
■逗子 ・・・・徳冨蘆花、尾崎行雄、徳川家達、正力松太郎、平田東助、東郷平八郎、佐久間貞一
■葉山 ・・・・金子堅太郎、桂太郎、小村寿太郎、後藤新平、高橋是清、斉藤実、団琢磨、
井上毅、入沢達吉、高崎正風、服部金太郎、鈴木三郎助、岩倉具定、神田鐳蔵
■横須賀 ・・・吉田庫三、小泉又次郎、山本英輔
★ 展示目録は館内にて販売中・200円
企画展示
明治維新150年記念企画「維新の志士12人からの手紙」展 |
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文久3(1863)年生まれの徳富蘇峰は、明治初期のまだ幼童の頃、横井小楠門下の父・一敬より「しばしば維新志士に関する噺を聞いた」と述懐しています。その維新史を「日本歴史の最高峰」と位置付けた蘇峰は、明治天皇の御宇史を後世に伝えるため、34年の歳月をかけて『近世日本国民史』百巻に纏めました。 この著述中、「予は不幸にして知らず」と世代の違いを嘆きつつ、“維新の三傑”を「豪傑英雄の西郷」「天下無双の政治家・大久保」「清識遠謀なる経世家・木戸」と評しています。とりわけ西郷隆盛への想いは強く、「西郷さんと相合傘がしてみたい」という蘇峰晩年の歌に、淡い思慕の念を感じ取ることができます。 蘇峰は、「親しく其の膝下に教を奉ずる事多年」の関係であった幕臣・勝海舟から幸いにも人間学を学び、一方では明治政府の中枢を担った「維新第二世代」の伊藤博文や山県有朋、井上馨などとも交流をはかりました。 この度の明治維新150年に際し、徳富蘇峰に宛てた「維新の志士12人からの手紙」を、下記の通り4回に分けてご紹介いたします。いずれの回も、是非ともご高覧下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
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