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【口述筆記】原稿「予が見たる蘇峰翁」(昭和24年1月29日)

資料情報
資料名 【口述筆記】原稿「予が見たる蘇峰翁」(昭和24年1月29日)
種別 草稿・原稿
年代 1949年
備考 万年筆書き 17.5x20cmx88枚 「昭和二十四年三月十五日の誕辰賀会出席者に配る」「蘇翁の自画像なり 中島氏の名を仮りたるものなり」「翁は天性の伝道師である。曽て国民教育奨励会を作り、若くは青山会館を創立したるが如きも、余計な事に手を出したのではなくして、その伝道師たる本来の目的を達する、一の方法としたものであらう。翁の新聞若くは新聞雑誌、若くは著作さへも、翁に取ては伝道のための機関であったに外ならない。而して翁の伝道とは、仏教でもなければ、キリスト教でもなく・・我が日本を道義的日本となし、我が国家を道義的国家となし、皇室を中心とする倫理的国家を、東洋に樹立せんと欲するに在って、そのために一生を捧げ尽したが、それが現今の状態となって見れば、翁の志は全く事と相違したと云はねばならぬ。」 蘇峰草稿4-468